マイナカードは2022年1月に導入され、2023年は数多くのカード発行を促進するための政策が取られました。マイナポイントを獲得するために皆さんもマイナカードの取得や口座登録などを行なったのではないでしょうか?
そして、今口座登録の問題が注目されています。
口座を登録するのは、小さい子供であれば、本人ではなく、親が登録を行いますが、
子供の公金受取口座に親の口座を登録することができちゃいます。
そのため本人口座が登録されず、いずれその子が大人になったときに公金受取口座が親口座のまま変更がされていなかった。なんてこともあります。そうなると給付金が本人に渡らない可能性があります。
そういった事象が全国で多数上がっているというニュースでした。
この記事では、そんな口座登録をしたしまった場合の危険性を解説していきます。
- 口座登録を本人以外にしてしまった方
- 本人口座以外の場合危険性があるのか知りたい方
マイナカードを本人以外で登録することでの危険性
マイナンバーカードは、個人の氏名、生年月日、住所、性別、マイナンバーなどの個人情報を記録したICカードです。
マイナンバーカードは、行政手続きの簡素化や効率化、国民の利便性の向上を目的として導入されています。
こういった情報が詰まっているマイナンバーカードは、個人情報の漏洩や不正利用のリスクが懸念され、なかなかカード発行に繋がらなかったという経緯があります。
マイナカードで公金受取口座が本人以外で登録されると、以下の問題が発生する可能性があります。
- 公金が不正に引き出されてしまう。
- 公金受取口座の不正利用により、本人に損害が発生する。
- 公金受取口座の不正利用により、本人の信用が失われる。
今回は親が口座登録となるので、そこまで問題になるとは思いませんが、親が高齢化してしまい手続きなどが難しい場合は、手続きが厄介になりそうです。
公金が不正に引き出されてしまう
公金は先日のコロナ給付金や税金控除の還付金などが該当します。
そういったお金を親が子供の許可なく引き出すことができるので、子供にとってもあまりいい思いはしませんよね。小さい子であれば、管理ができないので、親口座で構いませんが、大きくなってくるとトラブルが発生する可能性があります。
お金の問題で家族内がギクシャクすることはよくあります。家族に限らず友人などもですが、お金のやりとりを行う際は注意が必要です。
公金受取口座の不正利用により、本人に損害が発生する
本人への損害はどうなるのか考えてみましょう。本来受け取るはずのお金が親に行っている場合、その分が損害となります。
また、親が気づいて子供に渡す場合もあるかと思いますので、そうなれば損害は生じません。
ただし、金額によっては贈与税が発生するので注意が必要です。贈与税は年間で110万円未満であれば、発生しないので、公金のみであればほとんどの方は発生しないと思います。
公金受取口座の不正利用により、本人の信用が失われる
本人の信頼が失われる可能性がある理由は、
公金が本人以外の目的に使用される可能性があるためです。
例えば、公金が借金返済やギャンブルに使用される可能性があります。また、公金が本人以外の人物に不当に渡される可能性もあります。
そのため、公金受取の口座は本人名義の口座にすることが必須であります。
マイナンバーカードの公金受取口座の変更方法
前項のような危険性を自分の子供に与えないようしっかりと
公金受取口座の変更を行いましょう。
マイナカードの公金受取口座を変更するには、
マイナポータルからの変更が簡単でおすすめ。
以下の手順で変更できます。
- マイナポータルにログインします。
- 「公金受取口座」を選択します。
- マイナカードを利用してログイン
- 「口座情報の変更」を選択します。
- 本人情報を入力します。
- 口座情報を入力します。
- 入力内容を確認します。
- 「変更する」を選択します。
なお、公金受取口座の変更は、1年に1回までとなるので、注意してください。
これで本人口座の設定を行いましょう。子供の口座を持ってないよという方は、将来のためにも必ず作りましょう。
子供の口座を設定しない場合、先程の贈与税が発生してしまうため、子供の将来の学資のためにも本人口座を開設しておきましょう。
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まとめ
公金受取口座の設定方法について、問題になってはいますが、親がしっかりしていれば、回避ができる問題になります。
今回は親であっても危険性があること、子供の将来に関わることを認識していただければと思います。
マイナポイントもしっかりと受け取り、公金受取口座についても、子供に設定している場合は、必ず変更をしておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。